
厄年については、いろいろな諸説があります。一番よく語られている説は、「一生のうちで一番災難に遭うおそれが多い年」だと言われています。一生のうちで最も危険な大厄は、男は42歳(しに)女は33歳(さんざん)の年です。
厄年、厄払いとは?どういう意味?
ちなみに、厄年は男性の場合は、数え年で25歳、42歳、61歳女性の場合は、19歳、33歳、37歳とされています。
ではなぜ、この年齢になると厄年という名前が付けられているのでしょう?人はこの年齢になると青春期を過ぎ、中高年期への過渡期に当たる事から、人生のうちでも曲がり角でもあるからだそうです。
男性の場合は社会的にも責任が重くなり、それゆえ精神的・肉体的にも疲労などが多く、女性の場合は子育てあるいは主婦として非常に多忙な時期でもあり、不慮の事故やけが、病気なども起こりやすいとしているからだと言われています。
しかし、統計的にはそのような物は存在していないそうです。
でも、昔からこのような迷信?が言われている以上、自分のことですからほっとくわけには行かないと考える人が多いことも事実です。何も起きないことが理想ですが、何か事故や怪我、病気があってから後悔するよりは、「魔除け」の意味を込めて皆さん厄払いをされる方が多いのです。
女性の厄年を早見表で見る
今回は特に女性の方の厄年に注目します。意外と女性は自分の厄年が何歳なのか知らない方も多いのです。
まずは、今年2013年が本厄の女性からです。
西暦 | 前厄 | 本厄 | 後厄 |
---|---|---|---|
2013 (対象:19歳) | 1996年 平成8年生 |
1995年 平成7年生 |
1994年 平成6年生 |
2013 (対象:33歳) | 1982年 昭和57年生 |
1981年 昭和56年生 |
1980年 昭和55年生 |
2013 (対象:37歳) | 1978年 昭和53年生 |
1977年 昭和52年生 |
1976年 昭和51年生 |
来年2014年が本厄の女性はこちらです。
西暦 | 前厄 | 本厄 | 後厄 |
---|---|---|---|
2014 (対象:19歳) | 1997年 平成9年生 |
1996年 平成8年生 |
1995年 平成7年生 |
2014 (対象:33歳) | 1983年 昭和58年生 |
1982年 昭和57年生 |
1981年 昭和56年生 |
2014 (対象:37歳) | 1979年 昭和54年生 |
1978年 昭和53年生 |
1977年 昭和52年生 |
2年後、3年後が本厄だという方は、こちらをご覧下さい。
西暦 | 19歳本厄 | 33歳本厄 | 37歳本厄 |
---|---|---|---|
2015 | 1997年 平成9年生 |
1983年 昭和58年生 |
1979年 昭和54年生 |
2016 | 1998年 平成10年生 |
1984年 昭和59年生 |
1980年 昭和55年生 |
2017 | 1999年 平成11年生 |
1985年 昭和60年生 |
1981年 昭和56年生 |
2018 | 1981年 昭和56年生 |
1986年 昭和61年生 |
1982年 昭和57年生 |
この表を見て、過ぎちゃってる(^_^;)と思われた方、ある意味何も起きなくてよかったですね。^^
厄払いはホントに必要?
まず余談ですが、「厄払い」とはすでに自分に厄が憑いている場合の表現なので、正しい表現ではないそうです。自分の身は清浄だけれども厄は降りかかってくるものだから,それを除けるという意味で、「厄除け」が正しい表現だそうです。
※今回の記事はあえて、「厄払い」と表現し統一ています。
では、厄払いは本当に必要なのか?という疑問ですが、結論から言えば、”気持ち”の問題になります。必ずしないといけないものではなく、厄払いに関しても諸説いろいろあります。
ただ、ひとつだけ注意しておきたいことは、何か自分に不幸が起きたあとで、「行っておけばよかった(・ω・`)」と思わないことです。悪いことが起こっても厄のせいにしない自身があるのなら、行かなくても良いんじゃないかと思います。身内や周りがうるさいときは、「やったよ」と言えば済むことです。
もし、厄のせいにしない自信がないのであれば、「魔除け」の意味を込めて、厄払いをしておきましょう!気持ちの面でもスッキリできますし、悪いことが起きても、「この程度で済んだ」と気持ちを切り替えやすいです。
厄払いとその後の処理とは?
実際に厄払いをされると、神社でお守り用の御札をもらうと思います。こういった御札やお守りは、有効期限が1年と言われています。
1年を経過したそれらのものは、穢(けが)れがついてくるとも考えられていますので、年が改まる際に頂いた神社にお返ししてお焚き上げ(どんど焼き)してもらうのが一般的です。
どうしても事情で神社にお返しできないのであれば、日を改めてお返しするとか、紙袋などに入れて、神棚の隅に置かれてもいいと思います。
基本的に歳末になればどこの神社でも御札の交換を行いますので、良い機会だと思ってお返しすることをおすすめします。